米国 NAFTA離脱となれば雇用・景気への影響必至

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今月下旬、カナダで6回目のNAFTA(北米自由貿易協定)交渉が行われる。トランプ大統領は以前より『米国の望むような成果が得られない場合は米国はNAFTA離脱』を宣言している。過去5回行われたNAFTA交渉では何の進展も見られていない。

英・コンサルティング会社オックスフォード・エコノミクスによると、米国がNAFTA離脱となった場合、2019年の米国経済成長率は現行の1.7%から2%減速し1.5%程度に減速する見通しだ。他にも、メキシコとカナダとの貿易により約1400万人の米雇用が支えられていることから、そのうちの30万人程度が雇用を失う可能性もあると言う。

また離脱となれば、S&P500が5%下落、メキシコペソは8%の下落、カナダドルも2.5%下落する試算を出している。

NAFTAがあることで現在メキシコに参入している日本企業も多く、NAFTA交渉の行方には注目だ。

参考記事;https://www.cnn.co.jp/business/35113290-2.html