日米首脳会談の懸念材料について

日米首脳会談の懸念材料について

今回の日米首脳会談を受けて、本日の日経平均株価は前場には、これまで米中貿易摩擦などを背景に売られていた非鉄や鉄鋼セクターの銘柄に買いが入り楽観ムードが広がっていたものの、後場に入り素材セクターは堅調に推移したものの全体的には利益確定売りに押される展開だったようだ。

今回、トランプ大統領と安倍首相の共同記者会見では『先月、米国が発動した鉄鋼とアルミに対する輸入制限措置について、貿易赤字削減に繋がるような合意が出来れば日本を対象から外し、関税をなくすことも検討する』とトランプ大統領は発言している。

米国の対露制裁(昨日の記事を参照)によりアルミなどの素材価格が上昇していることや、トランプ大統領のこうした発言を受けての買いが集まり非鉄セクターの上昇が目立ったのだろう。

では、本当に楽観視して良い状況なのか・・・

トランプ大統領は会見で、『TPPはあまり好まない。2国間協定が好ましい』とはっきりと言っている。この件について、みずほ総合研究所の菅原主席研究員は『今後、米国は貿易赤字の削減策をかなり強く求めてくると見ている。TPPを上回る要求を突きつけてくるのは明らかだ。トランプ大統領は非常に短い期間で日本から成果を得たいと考えている可能性がある。日米経済対話と違い、日本にとっては、今後、非常に厳しい交渉が待ち受けることになる』と述べている。

今後、米国がどのような要求をしてくるのか。この件がはっきりするまでは懸念が波及されるような業種・銘柄への投資は控えたい。

参考記事;https://www3.nhk.or.jp/news/html/20180419/k10011410401000.html