米・大豆業界から批判の声『米中間の関税応酬は愚かな政策』

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米国が知的財産権侵害を理由に6日から段階的に中国製品に制裁関税を課すのに対し、中国は直ちに米農産物などに25%の関税を課すとしている。

これを受けて米国の大豆業界では批判の声が上がっている。米・大豆業者にとって中国は重要な取引先であり、中国がブラジルなどに調達先をシフトさせてしまうことを懸念。中国が25%の追加関税を課した場合、米国から中国への大豆輸出量は69%減少するとの声もある。

中国が自国での大豆増産を進める可能性を懸念する声もある。

トランプ大統領支持者の多い地域の一つが大豆生産地の多い地域でもあり、この問題をトランプ政権はどう対処するのか。この問題が長期化するほど、中国が取引先を変更したり、自国での生産準備を整えるなど、米国の大豆業者にとってより一層問題が浮上する可能性もあるのではないだろうか。

参考記事;https://www.jiji.com/jc/article?k=2018070100249&g=use