イラン 米経済制裁の可能性を受け通貨リヤル下落が続く
2017年末1ドル=4マンリヤルだった実勢為替レートは、トランプ政権がイラン核合意からの離脱の可能性を示す中、再び米国による対イランへの経済制裁を懸念する動きが広がり、4月には1ドル=6万リヤルをつけるまで下落が進んでいる。
多くの市民が自国通貨のリヤルを売って外貨を購入しようと両替所に駆け込む動きも見られたという。
これを受けて、警察当局では首都テヘラン市内の両替所を閉鎖するだけでなく、両替商らを拘束するにまで至っていると現地メディアは伝えている。
5月12日がトランプ政権がイランの核合意離脱を決定する期日であることから、この動きはもうしばらく続きそうだ。