中国の対米投資 前年同期比92%も減少

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ローディウム・グループ(中国の海外投資動向を調査する企業)の報告書によると、今年1-5月期の中国の対米投資は92%も減少したと言う。投資額は18億ドル(約1990億円)で、過去7年では最低水準。

減少した理由には、『米国が中国の企業買収などの規制を強化していること』や『中国企業がトランプ政権の強硬姿勢に警戒心があること』、『中国政府が大手企業を対象に、海外投資の締め付けを行っていること』などが挙げられている。

また、トランプ政権は6月30日までに、中国による対米投資の新規政策を発表する予定であり、規制の内容によっては、中国企業の対米投資は更に減少する可能性もある。

一方、中国政府の発表した5月の経済データを見ると、輸出・企業投資・消費支出などの成長率が前年同月比で伸び悩んでおり、『景気減速の兆し』だとの見方もある。

米中の政策・貿易・景気動向については引き続き注意が必要だ。

参考記事;https://www.cnn.co.jp/business/35121236.html?tag=top;topStories