今年の相場占い『エコノミスト2018』

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毎年年末に発売されるイギリス誌「エコノミスト」の表紙が、翌年1年を占う参考になると聞いてから10年になります。「エコノミスト」は世界中の政治家らも注目しているといわれており、投資家にとってとても参考になると思います。

「エコノミスト2017」(2016年末に発売)の表紙には8枚のタロットカードが描かれていました。中でも、2017年相場をぴったりと当てた3枚のカードには脱帽です。

地球の上に米国旗、その上にトランプ大統領が座っているカード:2017年は世界のマーケットがトランプ大統領の動向に注目していましたし、米国の動向が世界のマーケットの中心だったと言っても過言ではないでしょう。

運命の輪(車輪)にメルケル首相含め3人が括りつけられているカード:独立政権を維持してきたメルケル首相率いる国政会派キリスト教民主・社会同盟が3党首大連立に向けて動いたのは記憶に新しいところではないでしょうか。

THE TOWERのカード:カードの中心にある塔が3つに分裂し、隅にはキリスト像が描かれています。トランプ大統領のエルサレム(イスラム教・ユダヤ教・キリスト教の聖地)を首都認定したことにより中東リスクの高まりを暗示していたと言えるのではないでしょうか。

「エコノミスト2018」(2017年末に発売)の表紙では、ピクトグラム(絵文字)が採用されています。そもそもピクトグラムは内容の伝達を直感的に行うよう使用されるもの・・・大きくマクロ経済の流れを表しているのは間違いありませんが、難解な表紙ですね。63個の絵文字をひとつひとつ検証、読解するのは各個人にお任せしますが、経験則から後から納得できるものになると思います。

「エコノミスト」の表紙がアノマニーとなるのか、マクロ経済を示唆しているものなのかは断言できませんが、自分なりの見解を持った上で頭に入れておいて損はない!投資をする上で、チャートなどのテクニカル分析やニュースなどのファンダやマクロも大事ですが、「エコノミスト」による占いも一見の価値がありますよ。

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