2018年の中国での鉄鋼需要は、2年続いた好況に終止符が打たれる可能性が高い。鉄鋼需要が弱まる中、これまでスモッグ対策として鉱工業生産を抑制する政策を取っていた中国だが3月には生産抑制策を解除する予定であり、更にはスクラップを活用した鉄鋼生産が増加する見通しだ。

これまで中国政府の政策により、鉄鋼在庫は6年来の低水準まで改善したことにより、一時2015年水準の3倍近くまで上がった鉄鋼価格だが、需要の軟化と在庫拡大により価格の下落は避けられないだろう。

参考記事；https://jp.reuters.com/article/china-steel-idJPKBN1ED0DK