金利低下、1980年以降で過去2番目に長い水準

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産業革命以降、約200年の平均実質金利は2.6%。それに比べると現在の金利水準は『極めて抑圧された状況にある』と言える。また、現在の期間(1980年以降)は過去2番目に長いもので、1880年~1890年代の世界的な長期不況以来となる。

BOE(英国・中央銀行)の調査報告書では、現在の世界的金利低下は『一時的な低下で急激に金利は戻る』と結論付けている。長期の均衡レートを下回る金利水準は長続きせず、ほとんどのケースが短期であるからだという。過去のデータでは確かに金利停滞期間後は、迅速かつ非直線的に反転している。底をつけてから24ヶ月以内に、平均で3.15%上昇しており、6%上回ったケースもある。

BOEの見立て通り、過去のケースと同様に金利は急反発するのか、もしくは構造変化が起きているのか・・・投資家は双方に対する選択肢を考慮しておくべきではないだろうか。

参考記事;https://www.bloomberg.com/news/articles/2017-11-07/centuries-of-data-forewarn-of-rapid-reversal-from-low-interest-rates