6月工作機械受注 中国向け6割減 通期も下方修正の可能性

6月工作機械受注 中国向け6割減 通期も下方修正の可能性

日本工作機械工業会が23日に発表した6月の工作機械受注額(確報値)では、中国向けが前年同月比59.7%減の115億円と、5月の31.7%減から下落幅が拡大した。

米国や欧州などでも受注悪化が顕著となっている。

6月の全体の受注額は37.9%減の989億円で、好不況の境とされる1000億円を32ヶ月ぶりに割り込む結果となった。

業種別で見ると、6月に特に落ち込みが大きかったのは自動車向け。外需で53.7%減、内需で50.2%減だった。

半導体需要などの復調を中心に下期の回復を見込むとの見方もあったが、日本工作機械工業会の飯村会長は『19年の工作機械の受注総額について、前年比11.8%減の1兆6000億円とする現時点の見通しを9月をめどに下方修正する可能性もある。全てのトレンドが下がっている。世界情勢の不安定さが解消されない限り、先行きが見通しにくい状況だ』とコメントしている。

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