14日発表の経済指標『中国経済の更なる減速』

14日発表の経済指標『中国経済の更なる減速』

14日に中国・国家統計局が発表した経済指標の結果は以下の通り。

1-2月 工業生産 前年同期比5.3%増(予想5.6%増)・・・2009年以来の小幅な伸び

1-2月 小売売上高 前年同期比8.2%増(予想8.2%増)・・・2012年以来の低い伸び

1-2月 都市部固定資産投資 前年同期比6.1%増(2018年5.9%増)・・・前年から伸びが拡大

2月 失業率 5.3%(2018年12月 4.9%)・・・2年ぶりの高水準

不動産投資 11.6%増・・・14年11月以来の大きな伸び

不動産投資や都市部固定資産投資は良好な結果であったものの、中国経済が1-2月に一段と減速したことを示す結果となった。

ナットウェスト・マーケッツのストラテジストは『今回のデータは景気の底入れにさらに時間がかかることを意味している。投資の回復にもかかわらず、工業生産と消費は依然として圧迫されている。とは言え、政策当局は常に雇用を最優先しているため、失業率の悪化は追加緩和策が講じられる可能性を示唆している』とコメントしている。

参考記事;https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2019-03-14/POC3IG6JTSE801?srnd=cojp-v2