決算プレイに要注意 非鉄金属の失望売り

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本日も日経平均株価が上昇する中、これまで上昇の牽引役だった非鉄金属の売りが目立った。特に目立ったのが、11月2日の引け後に決算発表を行った古河電工(5801)とUACJ(5741)。古河電工は、-1130円(-15.67%)、UACJは-320円(-9.47%)。どちらも東証一部銘柄でありながら、新興市場のような下げ幅を見せていた。

2日発表の決算内容は、古河電工;中間連結純利益225.2%増 コンセンサス予想1.6%上回る/ UACJ 増収・増益 中間連結純利益216.7%増 となっており、いずれも好決算と言える内容だったと言えるだろう。下げの理由として一部報道では、通期予想を上方修正しなかったためアナリストに嫌気されたとある。

これまで、非鉄金属の銘柄の大半は中国の政策による商品相場の上昇を受けて一本調子に上がっていた。その為、期待値も高く、通期で上方修正されると期待されている銘柄が多い。

今週も非鉄金属銘柄の決算発表が予定されており、よほどのサプライズ決算でないかぎり本日の古河電工やUACJのように失望売りや利益確定に押される可能性もあるのかもしれない。

非鉄金属銘柄の今週の決算予定

11/7  住友電気工業(5802)

11/8  三菱マテリアル(5711)

11/9  住友鉱山(5713)

11/10 DOWA(5714)/ 三井金属(5706)

 

参考記事;https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2017-11-05/OYYV2E6JTSE901

https://shikiho.jp/tk/news/articles/0/196207