活発化する国内保険大手によるM&A、高値掴み懸念も
- 2017.10.07.08:04 AM
- ファンダメンタルズ
日本の金融政策による低金利で収益環境が悪化している国内保険大手による海外生保買収に動いている。
欧米保険会社からすると、事業の選択と集中を進められる目的があり、国内保険会社からすると少子高齢化や低金利と言う日本ならではの問題から、収益性の高い海外事業を取り込みたいという目的があり、両者の利害が合致しているという。
だが、現在は世界株高、更には円安傾向にあり、現状での買収は『高値掴み』になりやすい。株高により、買収する企業の時価総額が膨らんでおり、更には現地通貨で買収する場合、円安の分、高い買い物になってしまう。
日本企業の買収は高値掴みになるケースも多く、懸念は否めないのではないだろうか。
参考記事;http://www.sankei.com/economy/news/171007/ecn1710070008-n1.html
保険会社によるアメリカの中堅生保の巨額買収ラッシュは、日本企業の本来ならどうでもいい横並び意識に付け込まれて高値掴みさせられてるとしか思えん。
そのツケはもちろん日本の保険契約者に押し付けられる訳だが。— ボヴ (@cornwallcapital) August 9, 2015
日本の保険各社は国内の落ち込みを買収で乗り切るつもりなのだろうが、円安の中で各社が軒並み殺到すれば高値掴みは必至。日本の保険各社の終わりの始まりになると思うのは私だけだろうか…。★住友生命、米生保の買収検討-Y!ニュース http://t.co/OozNPAjEgB #保険業界
— 日本国黄帝 (@nihon_koutei) August 9, 2015