活発化する国内保険大手によるM&A、高値掴み懸念も

NO IMAGE

日本の金融政策による低金利で収益環境が悪化している国内保険大手による海外生保買収に動いている。

欧米保険会社からすると、事業の選択と集中を進められる目的があり、国内保険会社からすると少子高齢化や低金利と言う日本ならではの問題から、収益性の高い海外事業を取り込みたいという目的があり、両者の利害が合致しているという。

だが、現在は世界株高、更には円安傾向にあり、現状での買収は『高値掴み』になりやすい。株高により、買収する企業の時価総額が膨らんでおり、更には現地通貨で買収する場合、円安の分、高い買い物になってしまう。

日本企業の買収は高値掴みになるケースも多く、懸念は否めないのではないだろうか。

参考記事;http://www.sankei.com/economy/news/171007/ecn1710070008-n1.html