9月の工作機械受注額 2010年以来の低水準

日本工作機械工業会が発表した9月の受注状況によると、海外向け(外需)は529億円と前年同月比40.6%減だった。アジア向けの受注が43.3%減と減少幅が大きかったほか、欧州や米国向けも低迷。内需も28.5%減だった。

全体の受注額は989億円と前年同月比35.5%減で、好不況の目安とされる1000億円も割り込んだ。1000億円を割り込んだのは9年ぶり(2010年以来)。

低迷の要因は自動車向けが落ち込んでいることで、9月の自動車向け・外需全体では51.1%減、内需でも41.2%減。工作機械メーカーの担当者は『日系自動車部品メーカーの中国での大きな設備投資の先送りやキャンセルが出ている』とコメント。

 

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