中国経済へのリスクが台頭 内需縮小が顕著化

中国の11月小売売上高は8.1%増(市場予想は8.8%)と2003年5月以来の低い伸びに、また鉱工業生産は5.4%増(市場予想は5.9%)と3年ぶりの低い伸びとなった。

政府によるシャドーバンキングの取り締まりにより、企業の資金調達が圧迫され中国経済に失速の兆候が見られる。これにより消費者心理の圧迫もあってか、高額商品が打撃を受けた形となり自動車販売は5月以降減少。

キャピタル・エコノミクスの中国担当シニアエコノミスト、ジュリアン・エバンズプリチャード氏は『米中貿易戦争が仮に持続的な解決策で合意となっても、内需の弱まりや高水準の家計債務、不動産市場の減速などはいずれも来年の成長減速を示唆している』とコメント。

参考記事;https://jp.reuters.com/article/china-economic-index-idJPKBN1OD09M