日銀内で『21年度も物価目標2%達成は困難』との見方

日銀内で『21年度も物価目標2%達成は困難』との見方

日銀は4月24日・25日の金融政策決定会合で展望リポート(経済・物価情勢の展望)にて、2021年度までの経済・物価見通しを示すことになっているが、日銀内では物価が上がりにくい情況が続いていることから『2%に達するのは難しい』との声があると言う。

日銀は2013年4月当初に、約2年で2%の物価目標達成を目的に異次元緩和を開始したものの、これまで達成時期は6回先送りされ、2018年4月には公表自体を取りやめている。また超低金利政策が長期化することによる副作用を懸念する声も多い。

これに対し、麻生太郎財務相は『2%にこだわらずより柔軟な政策運営を行うべき』との考えを示している一方、黒田総裁は『2%目標変更の必要があるとか変更が好ましいと思わない』『達成時期については長期にわたる低成長やデフレの経験などを踏まえると、物価上昇率が高まるには相応の時間かかる可能性がある』との考えを示している。

参考記事;https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2019-03-18/POJR7F6TTDS101?srnd=cojp-v2