中国『2019年の経済成長率目標6~6.5%に減速予測』全人代にて

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5日に開幕された全国人民代表大会(全人代)で、中国の李克強(リーコーチアン)首相は『2019年の経済成長率目標を6~6.5%に設定する』と明らかにした。昨年の成長率は6.6%で、30年ぶりの低水準であったが、今回の発表によると2019年は更に減速する見通しだ。

中国では政府による高リスク融資の取り締まりの為、必要資金を調達できない企業が多かったことに加えて、米中貿易摩擦の影響もあったが、先週、米・トランプ大統領が『交渉妥結が非常に近い』とコメントしていることなどから、通商交渉の進展期待が高まっている。

米中通商交渉が何らかの方法により解決に向かうことは良いことではあるが、成長加速にすぐにつながることは無いとIMFは見解を示している。

中国政府は直近で、

『中小企業への減税や輸入関税の引き下げ』『インフラ投資拡大』『金融緩和策』などの景気刺激策を打ち出したが、効果が見えるまでには数ヶ月かかる可能性がある。

参考記事;https://www.cnn.co.jp/business/35133710.html