世界株安の影響『新興国株 ピーク時から約124兆円吹き飛ぶ』

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11日の世界株安の影響により、新興国株は今年のピーク時から約124兆円が吹き飛んだ。

MSCI新興国市場指数は1月高値から25%を越える下落となっており、弱気相場に突入したようだ。世界的に軟調推移が続いているものの、MSCI指数を時価総額で見ると、率にして18%(約1兆1000億ドル)が失われたかたちで、世界全体の株式時価総額の減少率に比べ倍以上と突出している。

新興国市場の下落の大きさの背景には、米長期金利の上昇・ドル高・新興国通貨安による調達コストの上昇・国内景気の減速・米中貿易摩擦・原油価格の高騰といった悪材料が重なった結果であることから、新興国市場コンサルタント会社・エクストラットによると『世界株式の急激な調整は不可避だ』としている。

参考記事;https://jp.reuters.com/article/emerging-markets-stocks-idJPKCN1MM0FF