エンゲル係数 2016年の25.8%を上回り26.6%まで上昇

エンゲル係数 2016年の25.8%を上回り26.6%まで上昇

2016年の年間でのエンゲル係数は25.8%と29年ぶりの高水準を記録したが、今年6月の家計調査(総務省)では26.6%にまで上昇した。

エンゲル係数は、消費支出に占める食費の比率を表す指数で、数値が高いほど生活水準が低くなると一般的に言われている。

これは食料品の物価上昇率が大きく起因している。2007年と2017年の食料品の物価を比較すると、11.8%も値上がりしている。この10年間の消費者物価は3.3%の上昇であったことを見れば、食料品の物価上昇は3倍以上だ。

海外のエンゲル係数を見ると米国15%、ドイツ18%、英国20%で、日本は飛びぬけて高い数値だと言えるだろう。

『好景気の実感がない』と答える国民が多いのもうなずける。

参考記事;https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/life/236750/2