LMEロンドン非鉄先物の上昇は限定的の可能性

LMEロンドン非鉄先物の上昇は限定的の可能性

直近、ロンドン金属取引所(LME)の非鉄相場は下げ止まったかのように見えるが、アナリストのカーステン・メンケ氏は『中国の不動産の着工件数や売り上げの伸びは既に最近マイナスに転じた。(非鉄先物相場)では楽観視されている部分もあるが、銅相場は高値で取引されていると思う。』と発言している。

他のアナリストらも『中国需要の減速で相場には今後も下落圧力が加わる』と見ている者もいるようだ。

中国のシャドウバンキング問題や、通信などの規制強化、中国からの資金の流出など、懸念材料は多い。周近平氏の政策により、これまでの景気刺激策ではなく消費を促す政策にシフトしていることで、景気が減速するのは仕方ないとの見方もある。

となると、日本企業で中国での売上が多い企業などは、今期は業績が良くとも来期に伸び率が鈍化する可能性がある。

参考記事;http://www.comtex.co.jp/www/?module=Default&action=news&page=news&pnum=1