これから春にかけては金需要が高まる可能性

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金と言えば円同様、安全資産と見られているが、これから春先にかけて金の需要が高まりやすい時期にある。

根拠となる理由は3つ。①インドの婚礼期のピークは11月から2月。インドの慣習で、花嫁の持参金制度により金のアクセサリー等が買われやすい。インドの金・個人消費は約1000トンと言われている。②クリスマス商戦により、世界中で金の宝飾品需要が高まりやすい。③1月から3月にかけて中国の旧正月があり、中国で金宝飾品の売上が好調な時期にある。中国は世界1位の金需要国であり、中国の金・個人消費は約1200トンと言われている。

これらのことから、金相場が上昇しやすい時期と言える。年末から3月頃にかけて金相場が上昇することがあれば、逆相関にある株式や円については注意が必要かもしれない。