マンハッタンの超高級マンション 転売損失続出
マンハッタンにあるワン57は、210室のパークハイアットホテルとその上階の135の居住施設で構成されており、着工した2009年には超高級住宅として投資対象となり、2014年に取引完了となった1億50万ドルは住宅販売史上、ニューヨークで過去最高を記録した。
その後、ワン57周辺には超高級マンションが建てられ、『億万長者通り』と呼ばれるまでになったが、高級マンションが増えるにつれ、富裕層の値下げを見込んだ買い控えが出始め、ワン57のペイントハウスは購入価格を下回る値段での取引が続いている。今回伝えられているところでは、79回の1フロアを占めるペイントハウスは14年の購入価格より29%下回る価格で落札されたという。
米国の経済指標を見る限り、ケース・シラー米住宅価格指数(全米主要10都市の1戸建て住宅価格の再販価格の変化をみるもの)は堅調に上昇を続けている。だが、ワン57の転売損失額を見ると、その限りではなさそうだ。
参考記事;https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2017-11-15/OZG3HR6JIJUO01
https://info.finance.yahoo.co.jp/fx/marketcalendar/detail/9101
マンハッタンの超高級マンションタワー「ワン57」の79階1フロアを占めるペントハウスが差し押さえ競売で、2014年の購入価格を29%下回る価格で落札〜転売が利益を生まないパターンがまたもや繰り返された。 https://t.co/dxXbGCMpeJ
— 都心湾岸丸 R.I.P (@tokyo_jcs) November 16, 2017