元日銀審議委員が語る『金融政策の正常化は困難』

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元日銀審議委員・白井氏がロイターのインタビューで日銀の金融政策正常化について語っている。多くの専門家やアナリストが指摘しているのと同様に、日本経済が好調なうちに金融政策の正常化を行い、今すぐにでも持続可能な政策にすべきだと強調。

一方で、衆院選で自民党が勝利し、大規模金融緩和継続を表明したことにより、海外勢の日本株買いにつながり日本株が大幅に上昇を続けており、日銀が金融政策正常化へ舵を取れば、海外勢が日本株売りに転じる可能性を指摘。安倍政権が『株高・円安』を重視するのであれば、金融政策正常化は難しいのではないかとコメントしている。

白石氏の見方では、2019年には景気減速が明確になり、2020年には東京五輪後の景気後退リスクがある。景気後退に備えて金融政策正常化へ向かうのか、それよりも株高・円安を重視するのか、日銀は究極の選択に迫られている。

参考記事;https://jp.reuters.com/article/sayuri-shirai-idJPKBN1DH11P