中国債務残高、GDPの260%『中国は後進国だ』

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米ヘッジファンドのヘイマン・キャピタル・マネジメント創業者であるカイル・バス氏は、以前から中国の金融システムに対し懸念を抱いており、『中国金融システムは崩壊する』との見解を示している。新たな報道でバス氏は『将来の歴史家が振り返ったとき、習氏は中国経済を砂の土台に無謀に築いたと非難されるだろう』『真の先進国なら自国通貨を操作しようとして短期金利を1日に数%動かしたり、厳格な資本規制を課したりしない』とコメントしているという。

投資家の間でも中国の為替や境界を越える投資への規制で人民元が守られている状況についてさ冷めた見方をするものもいる。また、GDPの260%にまで増加した中国の債務残高を懸念する声も多い。

格付け会社S&P500やムーディーズは今年に入り、債務残高の増加に伴うリスク懸念から中国の格付けを引き下げている。

『国際的な通貨決済について言えば、中国は依然として後進国だ』とバス氏は指摘している。

経済指標のみを見ると堅調さも伺える中国経済だが、中国懸念も存在している事実は見逃せなそうだ。

参考記事;http://www.sankeibiz.jp/macro/news/171104/mcb1711040500008-n1.htm