テスラ、『モデル3』の量産目標3ヶ月延期を発表

電気自動車の大手テスラの7-9月期決算は、赤字額が過去最大となった。当初計画していた第3四半期の生産台数は1500台だったが、実際は260台に留まった。また、今年12月までに目標としていた『モデル3』の生産目標を週5000台にする計画について、2018年第1四半期後半に遅らせることも発表したが、生産遅延に陥った問題解決にどの程度の時間を要するか不透明であることも明かしている。ネバダ州にある工場でのバッテリーモジュール組み立て工程が主因だとのこと。
モデル3の生産が遅れることで資金面でも懸念がある。現時点では、今年8月に社債発行で18億ドル調達しており、テスラCEOのマスク氏は資金面に問題はないとしているが、中国に新工場を設立する計画や、トラック等の新車開発などもあり資金需要は高まる可能性もあるだろう。
これを受けて、本日の日本マーケットでは、テスラにEV向け電池を供給するパナソニックが大幅安となった。EVに関しては先行き期待の持てる事業ではあるが、テスラの今回の決算を見る限り、EV関連銘柄としてこれまで買いを集めていた銘柄の決算には注意が必要かもしれません。
参考記事;参考記事はこちら
テスラ相当ヤバスと思う
第二第三四半期で3000憶円の赤字
次もやらかしたら、東芝倒産懸念の引き金となった5000憶円到達するかもねhttps://t.co/lerjEntyp0— たくぼん@コソーリ相場専アカ (@pentalaica2) November 1, 2017
パナソニク株が1年ぶり下落率、米テスラの大幅赤字を嫌気
— petite_bebe (@petite_bebe) November 2, 2017