日本製太陽光パネルの危機、中国勢の勢い増す

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FIT(再生可能エネルギー固定価格買い取り制度)見直しで、メガソーラーの分野で低価格品の需要があることから、中国の太陽光パネル業者が続々と日本に進出してきている。中国製の太陽光パネルは日本製に比べ、価格が3分の2程度割安だ。中国製は値段のみというイメージも払しょくされつつあり、高機能製品を取り扱う業者も増えている。

販売コストを抑えるためには、発電所を作るコストを安価にしなければならないが、日本の発電所導入コストは欧州の2倍かかると言われている。FIT制度の見直しで、国産の高いパネルを使うメリットが少ないと言える。

これまで再生エネルギー導入でトップを走っていたドイツのパネル大手・ソーラーワールドが5月に破産手続きに入ったことも、現在の太陽光パネルセクターを象徴しているように見える。ドイツでは現在、中国製などのアジアの低価格製品が牛耳っているとも言える。日本も第2のドイツのように鳴らないためには、対策が必要になろう。

参考記事;https://www.nikkei.com/article/DGXMZO22848750Y7A021C1EA5000/