イエレンFRB議長、『インフレ期待下振れの可能性』示唆
イエレンFRB議長は、2%のインフレ目標達成について弱気姿勢が強まっているようだ。来年2月に任期満了を迎える議長の発言としては異例の内容。ワシントンの講演で20日、金融当局の2%達成については信じているとしつつも、『インフレ期待が下振れした可能性があるいくつかの兆候がある』と発言した。
インフレ期待は家計や企業行動の方向性を決める要素となるものであり、米・金融当局がインフレ目標達成について信認を失えば、消費者は値上げに抵抗感を示すようになり、企業は賃上げを渋るようになる可能性がある。現在、12月の利上げは85%織り込んでいるとされ、来年は3回の利上げが予想されているが、ジョンズ・ホプキンス大学のジョナサン・ライト経済学教授は、来年は3回ではなく、2回の利上げになるのではないかと分析しているようだ。
このような見方が台頭すると、米・利上げとドル円の動きが密接に関係しているだけに、今後、一方通行の円安・ドル高にはなりにくいかもしれない。
参考記事;https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2017-10-26/OYF58X6KLVRW01
米連邦準備制度理事会(FRB)のイエレン議長は、金融当局が2%のインフレ目標を達成することに対する信認が幾分弱まった可能性が⇒来年の利上げ減の思惑https://t.co/SDn7iuVZfL
— グッチー (@loveobigapple) October 26, 2017
ジャネットに弱気なんていう言葉は似合わない。
イエレン議長が自問-2%インフレ目標達成への信認、弱まった可能性 https://t.co/rBmXG0WlrL @bloombergjapanさんから
— 八丁堀。 (@8choubori) October 26, 2017